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1995 Fiscal Year Annual Research Report

骨材とペーストの付着機構の解明と界面強化法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06650641
Research InstitutionHOKKAIDO INSTITUTE OF TECHNOLOGY

Principal Investigator

星野 政幸  北海道工業大学, 工学部, 教授 (70048049)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊東 敏幸  北海道工業大学, 工学部, 助手 (20223167)
苫米地 司  北海道工業大学, 工学部, 教授 (40102785)
Keywords骨材 / ブリージング率 / 残留ブリージング率 / 界面 / 構造的欠陥 / ペースト / 付着機構
Research Abstract

コンクリート内部の骨材とペーストとの付着機構は骨材表面を樹脂で被膜することにより解明した。界面近傍のペースト中には構造的欠陥の発生が多くなる。コンクリートでは硬化時までの水分移動のため骨材下面は骨材上面より滞留する水量が多くなり、硬化後、骨材の下面では強度低下が認められる減少が多くなる。これはブリージング試験だけでは明らかにならない。本研究ではモルタルで得られる通常のブリージング率からコンクリートのブリージング率を減じた値(残留ブリージング率)が骨材下面での強度低下と強い相関があることを見出した。骨材下面の強度低下は骨材量の増加に伴い確立分布的に強度は減少する。骨材量と強度低下との関係は骨材の粒径が大きくなるほど強度低下が大きくなり、ペーストの水量が多くなるほど強度低下の確立が大きくなることが明らかになった。
具体的には実験で各種のW/Cのセメントペースト、モルタル及びコンクリートのブリージング試験と強度との関係を求めた。また、同一W/Cにおいて粗骨材量が多いほどコンクリートの強度が著しいことを見出した。この低下は上記の残留ブリージング率に強い相関があったことから残留ブリージング率はコンクリート強度の低下に直接影響を与える要因であることを証明した。このことは、残留ブリージング率を減少させたコンクリートを作製することによりコンクリートの強度は増加することを示しており、実際のコンクリート実験においても大幅な強度増加が得られたことより界面機構の改善の見通しが得られた。
これらの結果は、日本建築学会北海道支部研究報告集(No. 68 1996. 3投稿中)及びセメント・コンクリート論文集(セメント協会.No. 50 1996. 5投稿中)にて発表予定である。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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