1994 Fiscal Year Annual Research Report
摂動角相関法による金属人工格子固相反応による非晶化の研究
Project/Area Number |
06650720
|
Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
金沢 育三 東京学芸大学, 教育学部(第三部), 助教授 (00134768)
|
Keywords | 人工格子 / 摂動角相関 / 固相反応 / 非品質 / 構造ゆらぎ / Hf核 / hcp構造 / 金属間化合物 |
Research Abstract |
本年度における研究実績は以下の如くである。 即ち Cu-Hf人工格子及びNi-Hf人工格子中のHf層内の、摂動角相関測定により Hf層内のHf局所構造はhcp構造から局所的に大きくゆらいだ構造を示していた。さらに その局所構造は C軸方向に ある程度配向した構造と より乱れた構造の混成であることがわかった。また Hf層の厚さが小さい場合 Hf核周辺の電場勾配が大幅に上昇することがわかった。 アニーリングにより Cu-Hf,Ni-Hf人工格子とも固相反応により非晶質かがすすむことがわかった。 非晶質化にともない電場勾配分析のブロードニング化が進行した。Ni-Hf人工格子の場合は アニーリング途中段階で複雑な金属間化合物をへて、非晶質構造に進行し、最終的に微結晶金属間化合物構造をとった。 人工格子 Cu-Hf,Ni-Hfの固相反応における非晶質化においてHf層内のHf構造の局所的ゆらぎが重要な要素になっていることがわかった。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] I.Kanazawa et al.: "Positron annihilation studies of quasicrystalline-phare Al-Mu-SiRu and α-plane" Phys.Rev.B. 50. 3573-3575 (1994)
-
[Publications] I.Kanazawa et al.: "Reply to comments on the time-differential pertorbad angular corruktion." Phys.Rev.B. 50. 9635-9635 (1994)
-
[Publications] I.Kanazawa et al.: "Studies of moltilayrs Cu-Hf with a variable energy position becom" Hypertine Interation. 84. 159-164 (1994)