1994 Fiscal Year Annual Research Report
窒化ケイ素-窒化ホウ素複合セラミックスの耐環境性と材料評価
Project/Area Number |
06650972
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Research Institution | Yonago National College of Technology |
Principal Investigator |
小田 耕平 米子工業高等専門学校, 工業化学科, 助教授 (90043611)
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Keywords | セラミックス / 耐酸化性 / 耐高温高圧水特性 / 微細構造 / 基質性状 / 環境劣化 / 構造材料 / 粒界 |
Research Abstract |
本研究では、窒化ケイ素セラミックスの耐熱衝撃性の向上と機械加工性の付与を目的に作製された窒化ケイ素-窒化ホウ素複合セラミックスについて、高温酸化及び高温高圧水腐食試験を実施し、耐環境性の評価および材料評価を行い、高耐食性窒化ケイ素-窒化ホウ素複合セラミックス材料の開発のための基礎・応用両面からの検討と普遍的なセラミックス材料の防食技術の基礎的指針を得ることを目的としている。 平成6年度は、耐酸化特性に関する検討と材料評価を行うことを研究目的とした。助剤添加常圧焼結法および反応焼結法で作製されたSi_3N_4-BN焼結体の試験片を管状電気炉を用いて純酸素中で900〜1200℃、5〜20時間の高温酸化試験を実験した。試験前後での重量変化、X線回折による酸化生成物の同定と生成量の変化の測定および走査型電子顕微鏡による酸化層の性状観察およびEPMAによる構成成分の分析を実施し、耐酸化性の評価を行った。 平成6年度の研究成果を以下に箇条書きに列挙する。 (1)BN含有量により耐酸化性が異なり、BN含有量の少ない試料ほど耐酸化性に優れていることが判明した。 (2)常圧焼結法では、助剤成分による酸化の抑制効果が認められた。 (3)反応焼結法では、BN含有量が大きいにも拘らず耐酸化性は優れていた。
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Research Products
(1 results)