1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06651024
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
近藤 修寿 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (40024335)
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Keywords | セレン含有スチレン誘導体 / ラジカル重合 / モノマー反応性 / 相間移動触媒 / 高分子効果 |
Research Abstract |
1)セレン含有ビニルモノマーであるp-メチルセレノスチレン(1)、及びp-フェニルセレノスチレン(2)の合成。 2)1及び2の酸化によるセレノキシド構造をもつモノマー3、4の合成。 3)1及び2のアルキル化によるセレノニウム塩構造をもつモノマー5、6の合成。 4)上記のモノマー1〜6のラジカル開始剤による単独重合。 5)モノマー1〜6のスチレンとのラジカル共重合による共重合反応性の検討。 6)それぞれのモノマーとスチレン、シビニルベンゼンとの三元共重合による、種々の組成をもつ、不溶性高分子の高分子の合成。 7)セレノキシド構造、及びセレノニウム塩構造をもつ高分子の相間移動触媒としての利用(求核置換反応、脱離反応、カルベン付加反応等における高分子構造と触媒活性)。 1)〜6)の課題については既に終了し、現在、得られたこれらの高分子の合成化学への利用について研究中である。
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