1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06651072
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Research Institution | Aichi Institute of Technology |
Principal Investigator |
保原 充 愛知工業大学, 工学部, 教授 (50022992)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水谷 充 愛知工業大学, 工学部, 講師 (40148234)
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Keywords | 高エンアルピ風洞 / 高温流 / 放電加熱 / アーク加熱 |
Research Abstract |
平成6年度には,直流電源にアーク放電方式の小型ヒュルス型加熱風路を製作,接続し,これにアルゴンを流入させてアーク放電で高温流を出現させた.また特に放電電圧の高い窒素ガスの場合,先ず着火容易なアルゴン流で点火し,その後窒素ガス流に切り替える方法で着火させた.次に現有の真空タンクに新たに真空系(真空ポンプ,真空計器等)を購入して取り付け,タンクに接続した測定室に上記の加熱風路と超音速ノズルを組み付けて,高温超音速アルゴン流,および窒素流を実現させた.両電極間を真空ポンプで低圧にすると,直接窒素流を着火させる事も可能となった.現在,高圧ボンベから放電室への流入ガス圧を徐々に増加させつつ実験進行中であり,それによればガス圧を上昇させると,所要放電電圧が上昇する模様が確かめられている(保原,水谷).これらの結果の一部は日本航空宇宙学会誌「高エンタルピ風洞ワークショップ」特集号に発表予定である. 現在までの研究での問題点は,放電電極間の絶縁体および超音速ノズルのスロート部における耐熱性の不充分な事で,その対策として絶縁体を放電部から遠ざける配置とし,又,ノズルスロート部を積極的に水冷する等,一部構造の設計を変更してテストを繰り返し中で,10分以上の連続運転は実現されている.
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Research Products
(1 results)