1994 Fiscal Year Annual Research Report
広域景観計画のための景観ポテンシャル評価の実証的研究
Project/Area Number |
06660029
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
斉藤 馨 東京大学, 農学部(林), 講師 (70215531)
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Keywords | 景観 / DEM / アセスメント / 評価 / シミュレーション |
Research Abstract |
平成6年度では以下のように研究を進めた。 1.広域景観情報処理設備の整備:広域景観ポテンシャル評価に必要な「可視・不可視検索プログラムを既存設備高速ワークステーションに移植した。また関東1都6県の地形標高データを、新規に導入したハードディスクに転送・整備した。 2.景観ポテンシャル計算処理:景観ポテンシャルを計算する上で、本研究での可視・不可視検索プログラムの再現性について検討した。異なるメッシュサイズで、計算処理を行い、比較し、考察を進めた。 3.現地調査:可視不可視検索結果を基に、現地調査を行い、シミュレーションの再現性について検討した。 4.研究成果:以上より、関東1都6県の景観ポテンシャル評価を行うための設備・データ・プログラムが整備された。また可視・不可視検索プログラムの再現性を明らかにした。具体的には既存の国土数値情報3次メッシュの1/4メッシュサイズ(約250M)で広域景観ポテンシャル解析が可能であること、同時に現在整備が進んでいる50Mメッシュでの解析には高速計算処理が必要であることである。計算上の予測に加え、現地調査からも250〜50Mメッシュサイズが妥当であることを明らかにした。
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