1995 Fiscal Year Annual Research Report
河床低下に対応した階段型護床工の形状と局所洗掘の研究
Project/Area Number |
06660290
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
川越 信清 弘前大学, 農学部, 教授 (00003434)
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Keywords | 局所洗掘 / 護床工 / 移動床 / 波状流 / 跳水 / 水叩き部 / 土砂水理学 |
Research Abstract |
水利構造物下流の水叩き部を射流で流下する場合の水叩き部下流で発生する局所洗掘を実験的に考究した。実験内容は、(1)波状流の実験、(2)水叩き部下流の局所洗掘実験、(3)下流河床が低下している場合の局所洗掘実験の3項目について行った。(1)の実験は移動床を洗掘させない条件で、滑面から粗面への粗度急変部で発生する波状流の発生条件と水面形状及び水面特性を明らかにした。 (2)の洗掘実験は水叩き部とその下流の移動床部が同一水平面条件で行った。下流水位によって、洗掘流況は波状流と種々の流況を周期的に繰り返す周期流況の2種類に分類することができ、各流況による洗掘状況を解析し、洗掘形状、最大洗掘深、洗掘量などの洗掘特性を明らかにした。 (3)の洗掘実験は(1)と(2)の実験で得られた流況特性と洗掘特性を基にして、射流フル-ド数、相対河床低下高、下流水位の変化に伴う流況の点から以下の事項を明らかにした。 1)2種類の洗掘進行流況の発生範囲、2)波状流の洗掘過程と水面形状特性、3)周期流況の分類と洗掘過程、4)最終平面洗掘形状は相対河床低下高と洗掘流況によって4形態に分類できる。5)最大洗掘深と射流フル-ド数との間の指数関係と、相対河床低下高及び下流水位の影響。6)洗掘量と射流フル-ド数との間に比例関係が存在する。
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Research Products
(2 results)