1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06660345
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Research Institution | Junior College of Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
小川 博 東京農業大学短期大学部, 富士畜産農場, 講師 (30151533)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 克英 東京農業大学, 農学部, 教授 (20021678)
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Keywords | ホロホロチョウ / 卵生産管理 / 産卵生理 / 光周期 / 初産 |
Research Abstract |
ホロホロチョウの産卵生理に基づく適切な卵生産管理の方法を確立することを究極の目的に、種々の光周期条件下における産卵性について検討した。その結果、ホロホロチョウの体重は、6L:18D(6時間照明、18時間暗黒)の条件下では2〜20週齢時まで、12L:12D(12時間照明12時間暗黒)で、14L:10D及び18L:6Dの条件下より有意(P<0.01)に小さい値を示したが、30週齢時には体重の差は認められなかった。ホロホロチョウの産卵の開始は、18L:6D及び14L:10Dの条件下ではいずれも126日齢であった。これに対し、12L:12D及び6L:18Dの条件下においては、それぞれ283日齢及び255日齢であり、いずれも18L:6D及び14L:10Dの長日条件下におけるよりも遙かに遅く、その遅れの日数は、それぞれ157日及び129日であった。しかしながら、初産卵の重量及び卵黄重量は、12L:12D及び6L:18D下の方が、18L:6D及び14L:10D下におけるよりも大きかった。以上のように、6:18D及び12L:12Dの条件下において、産卵開始の日齢が著しく遅れることは、ホロホロチョウにおける一つの特性のように思われた。また、14L:10D、12L:12D及び6L:18Dの条件下においてホロホロチョウを80週齢まで飼育し、産卵について検討した結果、1羽当たりの産卵個数は14L:10Dが最も多く156個で、次いで12L:12Dの141個、6L:18Dの129個の順であった。また、1羽当たりの産卵重量は、14L:10Dが6.95kg、12L:12Dが6.93kg、6L:18Dが6.50kgと14L:10Dが最も大きく、次いで12L:12D、6L:18Dの順であったが、14L:10D下と12L:12D下とでは大きな差は認められなかった。
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