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1996 Fiscal Year Annual Research Report

環境中のダニ,ゴキブリおよび動物アレルゲンの測定とそのアレルギーの予防対策

Research Project

Project/Area Number 06660416
Research InstitutionDEPARTMENT OF EPIDEMIOLOGY,NATIONAL INSTITUTE OF HEALTH

Principal Investigator

坂口 雅弘  国立予防衛生研究所, 感染症疫学部, 主任研究官 (20170590)

Keywordsアレルゲン / イヌ / ネコ / 実験動物 / アレルギー
Research Abstract

イヌやネコはペットアレルギー中でも重要なアレルゲン考えられている。また、実験動物としてイヌやネコは飼育されており、実験動物アレルギーとしても注目されている。一般的にアレルギーの発症、発病の予防にそのアレルゲンの管理は非常に重要な研究分野と思われる。そしてその基礎的研究として実験動物施設内でのイヌやネコアレルゲン量を調べることは重要と考えられる。
今研究では換気システムが異なる実験動物施設において、空気中のこれらのアレルゲン量を測定し、換気システムにより、どの程度のこれらのアレルゲンに違いがあるかを調査した。実験動物施設内のイヌおよびネコの飼育室内でエア-サンプラーを設置して、その室内の空中イヌやネコアレルゲンをサンプラー内のフィルターに捕集した。捕集後、そのフィルターを緩衝液で抽出し、免疫学的手法を用いてイヌ(Canf1)およびネコ(Feld1)主要アレルゲン量を測定した。室内イヌアレルゲンの測定は換気システムの異なる3つ(A-C)の施設で行った。Aは自然換気、Bは通常の換気システム、Cは一方向性換気システムであった。換気システムはCはほぼ理想的なシステムと考えられている。空中イヌアレルゲン濃度はA、B、Cでそれぞれ465,3380,1.84ng/m^3であった。また、空中ネコアレルゲン測定はAとCにおいて行った。空中ネコアレルゲン濃度はA、Cでそれぞれ27.9,<1.35ng/m^3であった。
今研究は実験動物施設内で空中イヌアレルゲン量を測定した初めての報告であり、換気システムにより、その空気中のアレルゲン量が大きく異なっていた。このように換気システムを良くすることにより、実験動物施設内でのイヌやネコのアレルゲン暴露量を減少させることが可能であることがわかった。このような研究は今後の室内アレルゲン管理の研究に大きく貢献するものと思われる。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] Miyazawa H.et al.: "Seasonal changes of mite allergens levels in Japanese homes." Ann.Allergy,Asthma Zmmunal. 76. 170-174 (1996)

  • [Publications] 岡部俊成ら: "ぜん息児におけるゴキブリ特異IgE抗体と家庭内ゴキブリアレルゲン量" 日本小児アレルギー. 10. 37-43 (1996)

  • [Publications] Sakaguchi M al: "Measurement of airborne mite allergen exposure in individual persons" J.Allergy Clin Zmmunal. 97. 1040-1044 (1996)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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