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1994 Fiscal Year Annual Research Report

接着分子と悪性腫瘍:癌患者非癌部外分泌腺上LFA-1様抗原分子の遺伝子解析

Research Project

Project/Area Number 06670175
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

山田 亮  久留米大学, 医学部, 助手 (50158177)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 七条 茂樹  久留米大学, 医学部, 講師 (30080592)
星野 友昭  久留米大学, 医学部, 助手 (00261066)
Keywords接着分子 / 癌 / 早期診断 / 遺伝子同定
Research Abstract

1.タンパクレベルでの解析:抗LFA-1抗体(2F12)をもちいて胃癌細胞株MKN45.16より免疫沈降を行ない、SDS-PAGEによる解析を行なった。その結果、約200KDのブロードな分子量からなる単量体であり、N-結合型糖鎖を有する糖タンパクである事が明らかとなった。白血球LFA-1と異なり、インテグリンβ2鎖のassociationは認められず、2次元電気泳動では等電点6.0のシングルスポットとして検出された。
遺伝子解析:LFA-1特異的プライマーとRT-PCR法を用いたメッセージレベルの解析で、MKN45.16細胞ではLFA-1遺伝子が発現していない事が示され、ノーザンブロッテイングでも確認された。また、low stringency下でハイブリダイゼーションを行なったところ、LFA-1メッセージよりも僅かに大きなサイズ(5.5-6Kb)のメッセージが確認された。これらのことより、LFA-1様抗原をコードする遺伝子はLFA-1遺伝子とは異なるが、ある程度ホモロジーがある事が示唆された。
LFA-1様抗原遺伝子のクローニング:MKN45.16細胞より真核細胞発現ベクターpME18Sを用いてcDNAライブラリーを作製しcos-7細胞に発現させた。Seedらの方法の変法によりLFA-1様抗原遺伝子の濃縮・単離を行ない、最終的に2個のcDNAクローンが得られた。これらについて塩基配列の決定を行なったが、いずれのクローンも終始コドンにより分断されており、LFA-1様抗原をコードしえないことが示唆された。また、本法ではバックフランドが高いためクローンの濃縮高率が悪く、LFA-1様抗原遺伝子のクローニングには適さない事も判明した。そこで、LFA-1様抗原を精製し、部分ペプチドのアミノ酸配列の決定およびそれにもとづきクローニングを行なう事とし、現在、それらに着手しているところである。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Imai,Y: "Sequence analysis of MAGE gene family encoding human tumor-rejection antigens" Gene. 発表予定.

  • [Publications] Inoue,M: "Close co-localization of CD4 and serin esteras-tryptase TL2 on the cell surface" Bicchem.Bioph Res. Com. 201. 1390-1395 (1994)

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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