1994 Fiscal Year Annual Research Report
病原因子としての莢膜多糖体の合成機構の遺伝子学的解析
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06670288
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
荒川 宜親 名古屋大学, 医学部, 助教授 (10212622)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 秀郎 名古屋大学, 医療技術短期大学部, 講師 (90144162)
太田 美智男 名古屋大学, 医学部, 教授 (20111841)
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Keywords | クレブシエラ / 多糖合成遺伝子 / 糖転移酵素 / 莢膜多糖 / 病原因子 / 塩基配列 / ポリシストロン |
Research Abstract |
当該年度の研究目標であったKlebsiella pneumoniaeの莢膜多糖体の生合成に関与する遺伝子領域の全塩基配列の決定を終了し、遺伝子の位置と配置、転写の方向、シストロン構造の決定、プロモーターの位置等を推定することができた。その結果、この領域には少なくとも19個の遺伝子が存在し、特にその中の13個はポリシストロン構造を示すことが推定された。このポリシストロンのプロモータ部位には通常のσ70依存性のプロモータ以外にσ54やσ38に依存して転写が開始されると思われるプロモーター様配列が存在していることが明かとなった。また、プロモータ解析用ベクターによるプロモータ活性部位の検索、lac-トランスポゾン3を用いた転写ユニットの推定などを行なった結果、塩基配列より推定された結果と一致した。これらの結果は、1994年に開催された3つの国際学会 「POLYSACCHARIDE ENGINEERING」Trondheim,Norway,June6-8. IUMS Congresses '94,Prague,Czech Republic,July 3-9. VIIIth International Symposium on Toxic Microorganisms,Peoria,IL,USA,November 15-1. において発表された。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 荒川宜親: "Klebsiella pneumoniaeの病原因子としての莢膜多糖体合成に関与する遺伝子領域cpsの構造と発現調節" 日本細菌学雑誌. 49. 455-463 (1994)
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[Publications] Yoshichika Arakawa et al.: "Genomic Organization of the Klebsiella pneumoniae cps Region Responsible for Serotype K2 Capsular Polysaccharide Synthesis in the Virulent Strain Chedid" Journal of Bacteriology. 177(in press). (1994)