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1995 Fiscal Year Annual Research Report

血清中フッ素と骨粗鬆症の関連に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06670389
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

板井 一好  岩手医科大学, 医学部, 講師 (10048572)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小野田 敏行  岩手医科大学, 医学部, 助手 (00254748)
Keywords骨粗鬆症 / 骨密度 / 血清中フッ素濃度
Research Abstract

開発したフッ素イオン電極を検出器とするフローインジェクション分析装置を用いて、血清中のフッ素イオン濃度を測定した。測定条件は、燐酸イオンの干渉を抑制するための燐酸イオンの添加量を0.1M/L、カルシウムイオンの干渉を防止するため0.003M/LのCyDTAをそれぞれ緩衝溶液に添加した。緩衝溶液のpHについて検討した結果、pHが低いほど電極の感度が増大した。一方で、試料のpHが5.0を下回ると、フッ素がHFとなって電極に応答しない。そのため、緩衝溶液のpHは5.3とした。血清試料を蒸留水で希釈して測定した結果、20倍まで希釈しても良好な回収率が得られなかった。電位差/時間プロファイルを検討した結果、血清試料のpHの影響と考えられたので、血清を希釈してpHを5.0〜5.3の範囲内にして測定した結果、10倍希釈で96.5%の良好な回収率が得られた。
本法を用いて、食事やコーヒー、お茶等の影響の無いと考えられ、DEXA装置による骨密度測定を実施した32歳から67歳の健康な女性72名について、血清中フッ素濃度を測定した。血清中フッ素濃度は4.4から16.8μg/Lの範囲内にあり、平均値±標準偏差は9.36±2.66μg/Lであった。年齢とともに濃度が上昇する傾向が認められ、年齢との間には有為な相関関係が認められた。また、DEXA装置で測定した骨密度(BMD)とは、BMD値が増大に伴って低下する傾向が認められたが、有為な相関関係は認められなかった。さらに、BMD値のZスコアとの比較においても有意な相関は認められなかった。さらに例数を増やして検討する必要がある。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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