1995 Fiscal Year Annual Research Report
いわゆるFast bone losersの骨代謝指標によるスクリーニング法
Project/Area Number |
06670406
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Research Institution | Fukui Medical School |
Principal Investigator |
伊木 雅之 福井医科大学, 医学部, 講師 (50184388)
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Keywords | Fast bone losers / 骨粗鬆症 / 骨代謝指標 / 骨密度 / スクリーニング法 / ライフスタイル |
Research Abstract |
骨塩を急速に失ういわゆるFast bone losersの骨粗鬆症のHigh risk groupであり、その抽出は骨粗鬆症の真の2次予防に路を開くと見られる。昨年度の研究で、中高年女性約200人のCohortの4年間の追跡を完了し、腰椎骨密度だけでなく、血清Osteocalcin、骨型ALP、及び尿中Hydroxyproline等の骨代謝指標やLifestyle指標をdatabase化した。これらを用いたScreeing法をROC分析などを用いて開発、確立することを目的の今年度の研究を行い、以下の結果を得た。 1.平成2年からの2年間で同定されたFast bone losersはその後の2年間には必ずしも大きな骨量減少を起こしていなかった。骨量減少は閉経後約5年間にきわめて急速に起こったが、個人別に追跡すると、かなりの変動が見られた。 2.ある時点の骨代謝指標値によって推測できる骨量変化は2年間程度のもので、4年後の骨量は予測できなかった。したがって、2年程度の間のFast bone losersはある程度抽出しうるが、長期間にわたってFast bone losingする者を正確に抽出するScreening法を確立することはできなかった。 3.Fast bone losersとSlow bone losersとの間に骨粗鬆症のLifestyle上のRisk factor保有率に有意差はなく、Fast bone losersが何らかのLifestyleによって発生しているとは考えられなかった。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 伊木雅之: "腰椎骨密度に影響する要因のFast bone losersとSlow bone losersにおける相違" Osteoporosis Japan. 3. 195-197 (1995)
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[Publications] Masayuki IKI: "Difference in the combined effects of risk dactois of osteoporosis on bone density between fast and slow bone losers" Arch Conplex Environ Studies. (in press). (1996)