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1994 Fiscal Year Annual Research Report

トリアゾラム中毒死に関する法医学研究

Research Project

Project/Area Number 06670467
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

古村 節男  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (30025598)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上村 公一  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (30244586)
吉本 寛司  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (70111903)
Keywordsトリアゾラム / エタノール / 致死過程 / 深部脳波 / 血中濃度 / 薬物相互作用
Research Abstract

平成6年度に設備備品として購入した日本電気三栄ポリグラフにより、家兎の心電図、深部脳波(中脳網様体、視床下部前部、視床下部後部、扁桃核、海馬)を記録し、特に扁桃核、海馬にトリアゾラムは抑制的に作用することが推測された。家兎にアルコールを体重Kg当たり、2g腹腔内投与30分後に、トリアゾラムを体重Kg当たり5mg経口投与して心電図、皮質脳波及び深部脳波を記録すると共に行動の観察を行った。一方トリアゾラム投与後2時間30分に家兎の耳静脈から採血し、血中トリアゾラム濃度をエスタゾラムを内部標準としてGC/MS(Shimadzu QP-2000A)SIMモードで測定した。その時の血中トリアゾラム濃度は、平均116ng/mlであった。この濃度は、家兎にとって致死するには低濃度すぎる。致死させるには、この100倍以上の量が必要と考えられる。行動上は、上記実験条件で、トリアゾラム投与後2時間前後から眼振が連続的に認められたが、その原因につては現在検討中である。深部脳波上、意識の程度を知るための、上行性網様体賦活系などの電気刺激に対する閾値の変動についてはなお検討中である。トリアゾラム単独で家兎を致死させるには、やや大量のトリアゾラムを入手しなければならないが、この入手方法について苦慮している。平成7年度も補助金が頂けることになっているので、上記、諸問題について、更に検討する予定である。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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