1994 Fiscal Year Annual Research Report
可溶性IL-4,IL-1リセプターによるIgE産生抑制とアレルギー反応の制御
Project/Area Number |
06670498
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
宮島 宏明 順天堂大学, 医学部, 助手 (80209907)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥村 康 順天堂大学, 医学部, 教授 (50009700)
平野 隆雄 順天堂大学, 医学部, 助教授 (10165186)
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Keywords | 可溶性IL-4リセプター / 可溶性IL-1リセプター / GVHD / IgE / IgG1 |
Research Abstract |
a.可溶性IL-4リセプターを用いた実験。 1.IL-4依存性培養細胞であるCTLL-2を用いたBio assayにおいて可溶性IL-4レセプターはIL-4によるIL-4依存性培養細胞(CTLL-2)の細胞増殖は完全に阻止した。 2.寄生虫感染させたマウスに抗IL-4抗体、可溶性IL-4リセプターを投与し、血中IgE IgG1量を見たところ、抗IL-4を投与した群では著名なIgE抗体の減少がみられたのに対し可溶性IL-4リセプターを投与した群では明確な効果が見られなかった。 可溶性IL-4リセプターの投与量の増加、投与期間の延長など再度試みる。 b.可溶性IL-1リセプターを用いた実験。 血中IgE高値とGVH病変を示すGVHDマウスの作成は確立された。 これらのマウスに可溶性IL-1リセプター、抗IL-4抗体を投与し、血中IgE IgG1抗体量、GVHD病の改善度を観察したところ、抗IL-4抗体を投与した群では著名なIgE抗体の減少、GVHD病変(組織病変)の改善が見られたが、可溶性IL-1リセプター投与群では効果が見られなかった。可溶性IL-1リセプターの投与量の増加、投与期間の延長など再度試みる。
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