1994 Fiscal Year Annual Research Report
マウスSLPI遺伝子のクローニングによる気道蛋白分解酵素阻害物質の機能の解析
Project/Area Number |
06670601
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
阿部 達也 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (70222651)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
貫和 敏博 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (40129036)
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Keywords | 気道 / 蛋白分解酵素阻害物質 / SLPI / cDNAクローニング / 遺伝子クローニング / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
マウスのsecretory leukoprotease inhibitor(SLPI)遺伝子のクローニングのために、まずマウスSLPIのcDNAのクローニングを試みた。臓器はヒトでSLPIの遺伝子が発現していることがすでに知られている肺を選択した。スクリーニングするマウス肺cDNAライブラリーは市販のもの(STRATAGENE社製)を用いた。 スクリーニングを始めるにあたり、用いるプローブを次の方法で決定した。Balb/c系雄性マウス(週齢4週)の肺からpoly(A)^+RNAを抽出し、現有のヒトSLPIcDNA、またはブタSLPIcDNAをプローブとしてノーザンハイブリダイゼーションを行なった。この結果、ヒトSLPIcDNAをプローブとしたときは信号を得ず、ブタSLPIcDNAをプローブとしたときのみSLPIのmRNAと推定される約0.7kbの陽性信号を得た。そこで、マウス肺cDNAライブラリーのスクリーニングにはブタSLPIcDNAをプローブとすることに決定した。 次いで、ブタSLPIcDNAをプローブとして上記マウス肺cDNAライブラリーから約2.5×10^6個のクローンをスク-ニングしたところ、陽性信号をもつ2個のクローンを得た。これらのクローンの少なくとも1個には約1kbのインサートがあることが確認されたので、このインサートをサブクローニングし、サンガー法による塩基配列の解読を始めている。まだインサート全長にわたる解読は終了しておらず、マウスSLPIcDNAの全長の塩基配列の決定にはいたっていない。
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Research Products
(1 results)