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1994 Fiscal Year Annual Research Report

血管障害性動脈硬化における副甲状腺ホルモン関連ペプタイドの役割と遺伝子治療の試み

Research Project

Project/Area Number 06670729
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

瀬戸 信二  長崎大学, 医学部, 講師 (00136657)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大津留 晶  長崎大学, 医学部, 助手 (00233198)
矢野 捷介  長崎大学, 医学部, 教授 (50039864)
Keywords副甲状腺ホルモン関連ペプチド / 頚動脈バルーン障害モデル / RNase protection assay / in situ hybridization / アンチセンスオリゴヌクレオチ / HVJ-リポゾーム法 / PTHrP発現ベクター
Research Abstract

1.ラット頚動脈バルーン障害モデルにおける副甲状腺ホルモン関連ペプチド(PTHrP)及び同受容体(PTH/PTHrP receptor)の発現
RNase protection assay, in situ hybridization 及び免疫組織染色法をもちいてPTHRPの発現をRNA、蛋白レベルで解析した。PTHrPは24時間後には発現の増強がすでに見られ、この過剰発現は内膜増殖が顕著となる1週から4週後まで持続的にみられた。その発現部位はin situ hybridization及び免疫組織染色法にて内膜増殖が明らかでない1-3日では中膜に、また内膜増殖が顕著となる1週以降、内膜増殖部に過剰発現していることが確認された。一方、受容体にはdown-regulationが認められた。
2.ラット頚動脈バルーン障害血管に対するPTHrPアンチセンスオリゴヌクレオチド及びPTHrpP発現ベクターの局所投与
(1)リポフェクチン法による投与
PTHrPアンチセンスオリゴヌクレオチドの投与によりセンスオリゴヌクレオチドの投与に比し著しい内膜増殖の促進傾向、PTHrP発現ベクター投与により内膜増殖の抑制傾向をバルーン障害2週後の血管で見られた。しかし結果のばらつきが大きく、βガラクトシダ-発現ベクターの同時投与により遺伝子の導入効率を解析したところ安定した導入に問題があることが判明した。
(2)安定した効率の遺伝子導入をおこなうため 現在HVJ-リポソーム法による投与を行うべく準備を進めている。また受容体の発現ベクターの同時導入も行う予定である。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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