1995 Fiscal Year Annual Research Report
正常および病的新生児における成長ホルモン分泌動態とstateの日内変動との関係
Project/Area Number |
06670777
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Research Institution | Fukui Medical School |
Principal Investigator |
小西 行郎 福井医科大学, 医学部, 助教授 (40135588)
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Keywords | 新生児 / State / 成長ホルモン / ビデオ記録 / 高感度EIA / 中枢神経系 |
Research Abstract |
本年度は、新生児のState観察と同時に血中成長ホルモンの測定を行っていくことを予定した。マイクロヘマトクリット用キャピラリーチューブ1本分の採血で得られた血漿約10〜20μlを用い、高感度EIA法で成長ホルモンの測定は可能であった。そこで、Stateの観察のためのビデオ記録と併行して、留置された動脈ラインより、30分毎に2時間にわたってキャピラリーチューブ1本分の血液を採取し、成長ホルモンの脈動的分泌を検討することを計画した。実施に当たって、採血の方法、量、保護者の同意取得の方法等について当科医師の間で検討を重ねたが、対象が低出生体重児であるため、動脈ラインからの採血は、たとえ微量であっても児にとって大きな負担となり得ること、また、現状においては、採血によって得られる結果が直接的に児の治療に反映するものではないことなどいくつかの問題点が指摘され、この方法での実施は困難であるとの結論に至った。 再度、現在までの、Stateと成長ホルモン分泌の関係についての知見を整理したうえで、病的新生児に対し実施可能な方法について検討を行い、1時間のビデオによるState観察の終了時に1回のみ足底採血を行うこととした。以前の報告には、同様の方法による検討で、成熟児あるいは未熟児において、あるStateと血中成長ホルモン濃度との関連を認めるとの指摘も見受けられる。そこで、特に児の中枢神経系のリスクに注目し、病的新生児におけるStateと成長ホルモン分泌との関連が、それぞれのリスクの程度によってどのように認められるのか検討を行っている。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Y.Konishi: "Finger movements and fingers postures in preteim infornts are not a good indicator of brain damage." Early Human Development. 36. 89-100 (1994)
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[Publications] Y.Konishi: "Development of posture in prone and supine positions during the prenetal period on low risk preterm prfants." Archives of Disease in Childhood. 70. F118-191 (1994)
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[Publications] 小西行郎: "新生児の姿勢と自発運動の臨床的意義" 小児科の進歩. 15. 81-86 (1995)
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[Publications] J.Zhu: "Developmental course of spontameous keking movements in low-risk preterm infants from 35 to 38 weeks of postmenstral age." Developmental brain damage. (in press).
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[Publications] Y.Konishi: "Laterality of finger movements of pre-term pifant daring pre-term period." Developmental Medicine and Child Neurdogy. (in press).
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[Publications] 小西行郎: "新生児の姿勢と自発運動の臨床的意義" 小児科診療. 58. 1541-1550 (1995)