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1995 Fiscal Year Annual Research Report

ロタウイルス胃腸炎における肝障害と血中ウイルスRNAおよびジェノタイプの検討

Research Project

Project/Area Number 06670821
Research InstitutionJICHI MEDICAL SCHOOL

Principal Investigator

佐々木 暢彦  自治医科大学, 医学部, 講師 (40225884)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 荒川 洋一  自治医科大学, 医学部, 講師 (00175184)
松井 陽  自治医科大学, 医学部, 助教授 (00159146)
Keywordsロタウイルス / 感染性胃腸炎 / 肝機能障害 / 白色便 / ウイルスジェノタイプ
Research Abstract

平成6年度のロタウイルス流行期には十分な臨床材料を集めることができなかった。続く平成7年度の冬季においてはロタウイルス胃腸炎の流行をみるのが遅く、本学ではいまだに明らかな流行を認めていない。検体収集に協力を得ている小山市民病院でも、平成8年2月に至ってやっと小流行を観察し始めたところである。その結果、昨年度の材料と合わせて12例の検体を得た。肝機能の変動を認めた症例は12例中3例であった。肝機能異常を呈した症例の中には、新生児肝炎が軽快しつつある時にロタウイルスに感染し再度肝機能の悪化をみた症例が含まれる。児の全身状態にも左右される可能性はあるが、ロタウイルス感染が児の肝機能に影響を及ぼすことは稀ではないと思われた。
少数例について便中のウイルスゲノムの検出を試みた。まず便中のウイルスを検出する目的で、回転培養法によりウイルスの分離、培養を行ったがこの方法では検出されなかった。便の採集法を含め検体に問題があった可能性があり、この方法で研究を続けるのは不適当と考えて便中ウイルスの検出法を変更した。10%便乳剤から直接フェノール抽出して電気泳動を行い、ウイルス型の検討を行う方法を検討中である。この方法で決定したウイルス型を参考にしてプローベを作製し、血清中にウイルスゲノムが存在するか否かを検討する。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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