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1994 Fiscal Year Annual Research Report

アンチセンス療法による移植肝再潅流障害の予防

Research Project

Project/Area Number 06671188
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

岩井 武尚  東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (90111591)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石館 光三  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教授 (40014287)
土屋 晴嗣  東京薬科大学, 薬学部, 教授 (90057323)
田中 雄二郎  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (70236644)
Keywordsアンチセンス / 肝移植 / 再潅流障害 / リポゾーム
Research Abstract

1.アンチセンスの決定
初年度の研究計画の最大目標であるプローベの決定がなされた。これは17merのRNAプローベである。これによりラットLPS障害肝、肝移植後拒絶肝のTNFmRNA発現についてのIn Situ Hybridizationが可能となった。しかし、このオリゴマーをアンチセンスとしてTNF産生培養細胞に投与したところ、当初はTNF産生を抑制するかに見えたが実験を繰り返すうちにその抑制効果は十分でないことが判明した。また、リポゾームに封入されたアンチセンスにおいても、十分なTNF産生抑制効果は認められなかった。転写酵素であるNF-カッパーBがTNF産生に重要な役割を果していることが認識されており、本酵素のmRNA発現を抑制することが、より効率の良い再潅流障害抑制をもたらすことが考えられる。現在NF-カッパーBの抑制をアンチセンス療法を使って行うことも検討中である。
2.リポ-ゾームの作製
アンチセンス効果を高めるため、最適のリポゾームを得るためにいろいろな検討がなされた。アンチセンスは比較的良好にリポゾームに会合、封入されその効果は+chargeリポゾームで大であった。リポゾームの細胞毒性は+chargeでは大きかったが、100マイクロモル程度の濃度では毒性は低かった。また、リポゾームの安定期間は製作後約10日であることが判明した。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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