1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06671196
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
桜井 恒久 名古屋大学, 医学部, 講師 (50144142)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 賢一 名古屋大学, 医学部, 医員
錦見 尚道 名古屋大学, 医学部, 助手 (40242862)
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Keywords | bFGF / 人工血管 / Sustained release |
Research Abstract |
1.bFGF-人工血管の調整・bFGFの安定性 ePTFE人工血管(Gore tex^<【○!R】>;内径5mm)に加圧下でbFGF(180μg/ml)-4% hydroxypropyl chitosan acetate (HPCHA)水溶液を含有させたのち凍結乾燥し、bFGF-人工血管を調整した。bFGF-人工血管を直径1cmに切り取り、5,25,37℃下に保存した。さらに、経時的に保存した人工血管を蒸留水に浸漬し、bFGFを抽出測定した。その結果、人工血管中のbFGFは5℃で3w後も100%の安定性を示した。また、25℃で3w後に86%,37℃で52%と温度の上昇にしたがって活性低下の増加を示した。実験結果より、人工血管中のbFGF half lifeは25℃で90 day、37℃で22 dayと計算された。 2.bFGF-人工血管からのbFGFの放出挙動 直径7.5mmのdisk状に切り取った人工血管を日本白色家兎の腹部皮下(bFGF 2.65μg/disk)に移植し、経時的に摘出した。disk中のbFGF残存量はbioassyで測定した。その結果、HPCHAを含有しないcontrol diskからのbFGFは4h後に100%の放出を示した。一方、HPCHA diskからは4h後に40%、24h後に60%とHPCHAによるあきらかな放出制御が観察された。また、24h後で移植部位周辺にbFGFの影響と考えられる組織の増殖は観察されなかった。
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Research Products
(1 results)