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1994 Fiscal Year Annual Research Report

臨床応用を目指した新しい人工気管コーティング剤の開発-正常ヒト気管支上皮細胞の増生に対する各種細胞外基質コーティングの効果に対する検討-

Research Project

Project/Area Number 06671326
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

馬場 雅行  千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (00143305)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田宮 敬久  千葉大学, 医学部, 助手 (10251167)
川野 裕  千葉大学, 医学部, 助手 (40251160)
斉藤 幸雄  千葉大学, 医学部, 助手 (60261905)
藤澤 武彦  千葉大学, 医学部, 助教授 (80110328)
山口 豊  千葉大学, 医学部, 教授 (80009448)
Keywords人工気管 / 正常ヒト気管支上皮細胞 / コラーゲン
Research Abstract

人工気管内腔面を気管上皮細胞で迅速に被覆させるために有効なコーティング基材を開発する目的で,正常ヒト気管支上皮細胞のexplant cultureのoutgrowthにおよぼす各種細胞外基質の効果を検討してきたが以下の知見が得られた。
【実験1】TypeI II III IVコラーゲンのいずれがNHBECの増殖・進展を最も促進するかの検討5症例の検討を行ったが,Donor1ではIV,III,I,IIの順でNHBECの増殖・進展が促進された。以下Donor2ではIV,III,I,IIの順で,Donor3ではIV,I,II,IIIの順で,Donor4ではIV,I,II,IIIの順で,Donor5ではIV,II,I,IIIの順であった。以上コラーゲンsubtypeの比較ではTypeIVコラーゲンによりNHBECのoutgrowthが最も促進された。
【実験2】NHBECの増殖を促進するTypeIVコラーゲンにラミニン,フィブロネクチンを加えた検討
TypeIVコラーゲンにラミニンを加えたL群,以下フィブロネクチンを加えたF群,ラミニンとフィブロネクチンを加えたLF群,TypeIVコラーゲン単独のC群との比較でも5症例の検討を行った。Donor6ではLF,F,L,Cの順でNHBECの増殖・進展が促進された。以下Donor7ではLF,L,F,Cの順で,Donor8ではLF,F,L,Cの順で,Donor9ではLFL,C,Fの順で,Donor10ではLF,L,F,Cの順であった。以上TypeIVコラーゲンにラミニン,フィブロネクチンを加えるとNHBECのoutgrowthが更に促進された。
以上より正常ヒト気管支上皮細胞の増殖にはコラーゲンTypeIVおよびラミニンにフィブロネクチンを組合わせたコーテイングが非常に有用で、人工気管内腔面をコーティングする有効な基材となりうる可能性が示唆された。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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