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1995 Fiscal Year Annual Research Report

肺腺癌の発生と進展におけるp53遺伝子の分子生物学的解析

Research Project

Project/Area Number 06671331
Research InstitutionNIIGATA UNIVERSITY

Principal Investigator

広野 達彦  新潟大学, 医学部, 助教授 (60092722)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大和 靖  新潟大学, 医学部・附属病院, 助手 (40240048)
Keywords肺癌 / 腺癌 / p53 / 異型腺腫様過形成 / DNA
Research Abstract

平成7年度は採取した検体の免疫染色を最初に行った。平成5年10月から平成7年10月までの2年間に当科で手術を行った肺腺癌症例のうち、パラフィン包埋標本から切片を採取できた症例を対象とした。p53に対する2種類のモノクローナル抗体、DO7、Pab1801を用いて、PAB法で免疫染色を行った。検体は正常肺組織、癌組織、および、癌転移リンパ節を用いた。結果としては、DO7の方が陽性率が高い傾向にあった。DO7、pab1801陽性症例の、それ以外の因子との相関関係については、現在解析中である。
上記の実験と平行して、手術を行った肺腺癌症例のうち病理医の承諾を得た症例については、正常肺組織、癌組織、および、リンパ節の新鮮標本を採取し、-80℃で凍結保存した。その検体からDNAを抽出し、p53遺伝子の塩基配列の異常をSSCP法で検出する予定であったが、DNA抽出法を確立できず、結果を出すことができなかった。また、肺腺癌の発生、進展に重要と考えた異型腺腫様過形成については、ほぼ全症例に術前Thin slice CTを行い、検体採取に努めたが、異型腺腫様過形成と病理学的に診断された検体は1例のみであり、解析には到らなかった。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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