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1995 Fiscal Year Annual Research Report

Fontan手術における血行動態の研究(心室の容量負荷の変化と心機能の関連について)

Research Project

Project/Area Number 06671362
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

加藤木 利行  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (60118932)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 饗庭 了  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70184025)
KeywordsFontan手術 / 心機能測定
Research Abstract

雑種成犬を無作為に以下の2群に分け全身麻酔下に無菌的手術操作で
A群:両側総頸動脈-内頸静脈間に内シャントを作成する。
B群:疑似手術、すなわち血管の剥離のみ行い吻合はしない。
の手術を数頭行った。実験犬は麻酔覚醒後、一部、感染症、両心不全と考えられる原因により、約その半数を術後早期に失った。術後早期を生存した残りの実験犬は3カ月間飼育した。
3か月後、実験犬を再び全身麻酔して、胸骨正中切開した。
心室収縮および拡張機能の測定のため、心エコー短軸像をビデオテープに記録しながら圧トランスジューサーカテーテルを左室および肺動脈に挿入し、左室圧と短軸面積の同時記録を得た。また右房より脱血カヌラを肺動脈に送血カヌラを挿入してポンプで送血し、右房を毎分150回でペーシングした。これにより肺動脈血流が定常流で体動脈が拍動流であるFontan手術後の血行動態を疑似せしめた。ポンプ流量を毎分0.5, 1.0, 1.5, 2.0, 2.5, 3.0, 3.5, 4.0L/M平方と変化させた。また同時に肺動脈圧を測定した。心室の収縮および拡張機能は心エコー短軸面積より算出したP-Vloopから最大エラスタンス値などを計算することにより求めた。しかし、コンダクタンスカテーテルによる、特に拡張期早期、すなわちいわゆる等容拡張期における心室容積の精度が、拡張機能曲線を算出するのに十分とはいえず、今後の課題として残っている。
実験犬は安楽死させ、左室重量を測定した後、一部の心筋組織を採取して病理標本を作成した。

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Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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