1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06671421
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
金光 秀晃 帝京大学, 医学部, 講師 (10129992)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川合 謙介 帝京大学, 医学部, 助手 (70260924)
田村 晃 帝京大学, 医学部, 教授 (80111532)
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Keywords | in situ hybridization / 局所脳虚血 / 全脳虚血 / トランスフェリン / トランスフェリン受容体 / 鉄染色 |
Research Abstract |
心停止の時間を決める上で海馬CA1錐体細胞の脱落が全例で見られる時間を決定するのと心停止中の体温(脳温)の問題に労を要したが、この問題も解決して、中大脳動脈閉塞による局所脳虚血モデル、心停止による全脳虚血モデルを使用した脳虚血後6時間、1、3、7日に摘出しクリオスタットで虚血中心である大脳皮質並びに尾状核被殻を含む切片、海馬、視床を含む切片、黒質を含む切片を作製し、鉄染色、免疫組織化学、in situ hybridizationを行なった。 鉄染色においては、局所脳虚血、心停止による全脳虚血後6時間、1、3、7日目まで鉄の沈着は見られなかった。 また、トランスフェリン、トランスフェリン受容体、クラスリンに対する免疫組織化学実験の結果、並びに、ヘムオキシゲナーゼI、IIに対するin situ hybridizationの実験結果においてもNの数が2と少ないため著しい差は観察できなかった。 今後Nを5まで行ない綿密に検討し、差がなければ脳虚血後の時間を1ヵ月まで延長して同じ実験を行なう予定である。
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