1995 Fiscal Year Annual Research Report
重症頭部外傷にける脳代謝・脳血流の持続モニタリングシステムの開発
Project/Area Number |
06671426
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
横田 裕行 日本医科大学, 医学部, 助教授 (60182698)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 保博 日本医科大学, 医学部, 教授 (70125079)
大塚 敏文 日本医科大学, 医学部, 教授 (20089692)
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Keywords | 重症頭部外傷 / 脳代謝 / 脳血流 / 脳皮質細胞pH |
Research Abstract |
重症頭部外傷に対して脳血流と脳代謝を考慮した治療には,その効果判定に際して脳細胞レベルでの代謝・血流の評価が必要となる。すなわち、酸素の運搬能が消費量に見合わなかったり、消費量が異常に亢進している際には、細胞内では嫌気性の代謝が進行し、その結果細胞内のpHが低下する。そのような意味から我々は脳表神経細胞内pH測定用カテーテルを昨年度開発した。本カテーテルは硬膜下に留置して脳表の神経内のpHをベッドサイドにて容易にかつ非侵襲的に測定する装置で同時に頭蓋内圧の測定も可能である。本年度は14例の重症頭部外傷患者に対して計44回の測定を行い,その結果と予後の相関,脳灌流圧との相関を考察した。現在,その結果の一部を論文にまとめている。来年度以降はさらに症例を重ね,その成績を発表したいと考えている。
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[Publications] 横田裕行: "持続脳表温度測定の意義" 日本救急医学会雑誌. 6. 43-48 (1995)
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[Publications] 横田裕行: "濔漫性軸索損傷における画像診断と各種モニタリングの意義" 神経外傷. 17. 165-168 (1995)
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[Publications] 横田裕行 他3名編集: "頚静脈酸素飽和度測定マニュアル" 新興医学出版, 141 (1996)