1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06671436
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Research Institution | Yamagata Univ. |
Principal Investigator |
高柳 誠 山形大学, 医学部, 講師 (20154916)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土田 浩之 山形大学, 医学部, 助手 (40250922)
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Keywords | 骨端軟骨移植 / 成長帯移植 |
Research Abstract |
足趾骨遊離移植に伴う骨端軟骨の成長に関する研究 年齢条件として、生後4〜36日の家兎では各群間に有意差なく、健側の90%以上の良好な成長を示したので、他に影響すると思われた因子につき実験を行い、次の結果を得た。 1.移植骨の大きさに関する因子について 生後2週齢の家兎において、大きさの異なった基節骨(長径4.5mm)と中足骨(10.5mm)を前腕皮下に移植したが、成長度に有意差はなかった。 2.移植床の条件に関する因子について 力学的刺激享受の劣る皮下や血行回復の得がたい関節腔内の移植骨の成長は、足部交叉移植群に比し、有意に劣っていた(p<0.01)。 移植骨の成長終了(骨端軟骨閉鎖)後に移植骨の変形、破壊、吸収を生じ、骨形態が維持できなかった。 なお、移植後の血行回復に関して、足部内、前腕皮下、膝関節内にそれぞれ移植した基節骨に微小血管造影を行ってSpalteholz透明標本を作成して観察し、関節内が移植骨の血行回復に不利であることを確かめた。 また関節内でも移植骨の成長が認められ、拡散循環によっても骨端軟骨の生存能力が維持されることが示唆された。
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