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1995 Fiscal Year Annual Research Report

C型肝炎ウイルスの母子感染の機序の検討

Research Project

Project/Area Number 06671629
Research InstitutionTHE UNIVERSITY OF TOKYO

Principal Investigator

小島 俊行  東京大学, 医学部・附属病院(分), 講師 (90153535)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川名 尚  東京大学, 医学部・附属病院(分), 教授 (90010272)
KeywordsHCV / HCV抗体 / HCV RNA / 垂直感染 / RT-PCR
Research Abstract

HCV抗体のスクリーニングおよび児への垂直感染に関する検討を前年度に引き続いて行った.
妊婦のHCV抗体陽性率は1.2%であり、一般人口の陽性率と変わらなかった.また、HCV抗体陽性妊婦のHCVRNA陽性率は56%であった.よって、HCV抗体陽性であっても、ウイルスを保持していないかウイルスを血中には流出しないグループが40%であることが明らかとなった.このグループより出生した児はいずれもHCV RNAは陰性であったことより感染力はないと考えられた(非感染能群) 一方、HCV RNA陽性妊婦18例より生まれた29例の児のうち4例(13.8%)にHCV RNAが検出された.(有感染能群).また、有感染能群のHCV RNA陽性妊婦でも垂直感染率はたかだか15%程度であることより、HCV RNA陽性群をさらに分別してハイリスク群を抽出する必要があると考えられた.
現在、定量的HCV RNAの検出のシステムを設定中である.通常のRT-PCRでバンドの検出は可能となたが、いまだ再現性のある定量のシステムとなっていない.

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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