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1994 Fiscal Year Annual Research Report

ケプストラム音声評価法のストロボビデオファイバースコピーによる基準化

Research Project

Project/Area Number 06671719
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

小池 靖夫  徳島大学, 医学部, 教授 (30026918)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大山 玄  徳島大学, 医学部, 講師 (00223975)
石谷 保夫  徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (00159724)
Keywordsケプストラム音声評価法 / 喉頭ストロボスコピー / 喉頭画像記録 / ビデオファイバースコピー
Research Abstract

喉頭腫瘍、声帯結節、一側反回神経麻痺を含む代表的喉頭疾患患者につき、経鼻的に喉頭ファイバースコピーを施行した。その際、光源として喉頭ストロボスコープの光を用いることにより、声帯振動像を可視化し、その振動画像をビデオテープ上に録画した。この際、音声信号をモニターチャンネルに同時録音した。
得られた画像データを再生し、電子計算機PDP11/73の管理下に画像入力装置を駆動し、振動画像をディジタルデータとして光磁気ディスクに収納した。一方、画像解析プログラムを作成し、喉頭画像の各コマについて左右声帯縁中央の位置ならびに声門面積を計算し、出力し得るようにした。次いでディジタル化喉頭画像を再生し、各コマについて声帯縁ならびに声門面積を求め、これらの値の時間波形を求めた。これらの波形について、振動の開大相、閉小相ならびに閉鎖期等のパラメータを求めた。
また一方、上記の音声信号を再生し、一旦ディジタルデータを変換して光磁気ディスクに収納した後、再び再生し、コンピュータ管理下にソフトウエアシステムILSを駆動し、ケプストラム系数を計算し、出力した。こうして得られたケプストラム系数値と、画像解析によって得られた振動パラメータ値とを対比検討した。
病的喉頭、とくに一側反回神経麻痺例では、振動パラメータ値のうち閉鎖期が殆んど常に欠如しており、ケプストラム系数値の低値とよく対応していた。開大相、閉小相の値はケプストラム系数値と必ずしも対応していなかったが、声門面積波のピークの高さが不規則にゆらぐ場合には、ケプストラム系数値が低値をとる傾向があった。ケプストラム系数値はかなりの程度まで声帯振動の不規則性を反映していると考えられた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 小池靖夫 他5名: "パネルディスカッション(1)「発声障害の検査」の実際" 第39回日本音声言語医学会学術講演会予稿集. 28-28 (1994)

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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