1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06671759
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
堀口 正之 名古屋大学, 医学部, 講師 (70209295)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三宅 養三 名古屋大学, 医学部, 助教授 (30166136)
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Keywords | 杆体錐体干渉現象 / 高度近視 / 停止性夜盲 |
Research Abstract |
平成6年度は正常者と高度近視の杆体錐体干渉現象を検討した。正常者の結果はかこの報告と概ね一致した。高度近視では正常なところと杆体錐体干渉現象のmagnitudeが低下したところがあり、局所的に杆体錐体干渉現象が障害されていると考えられた。この研究の対象は杆体、錐体感度、視力は前例正常であり、高度近視では水平細胞が早期から障害されると考えられた。次に完全型停止性夜盲症の杆体錐体干渉現象につて検討した。これでは一例のみ局所的なmagnitudeの低下を示した。この疾患は中等度から高度の近視を合併するためこの一例の杆体錐体干渉現象の異常は近視によるものと考えられた。現在まで報告された完全型停止性夜盲症における杆体錐体干渉現象の結果は諸家によって一致していないが、この原因は近視の合併によるものとわかった。
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