1995 Fiscal Year Annual Research Report
網膜光障害における活性酸素と生体防御因子の作用機構及び治療に関する研究
Project/Area Number |
06671769
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
大平 明弘 長崎大学, 医学部, 助教授 (00169054)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北岡 隆 長崎大学, 医学部, 講師 (80234235)
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Keywords | 抗酸化酵素 / 網膜光障害 / SOD / グルタチオン・ペルオキシダーゼ / 過酸化脂質 / 網膜視細胞 / 網膜色素上皮細胞 / Adult T cell leukemia clerived factor |
Research Abstract |
1.既報に従い、Sprague-Dawley(SD)ラット(白色、雄、生後8週令)に対し80lux、緑色光を16時間照射、8時間消灯の24時間サイクルで2週間飼育した。次に1800luxの24時間連続照射し、そのあと もとの環境に戻した。 2.連続照射後、1時間、3時間、1日、3日、7日、14日後の過酸化脂質、SOD、グルタチオン・ペルオキシダーゼの測定を行ったところ、過酸化脂質は経時的に増加する。SODは1日、3日で正常に比べ増加し、14日では両群に差はなかった。 3.このモデルに対しPanax属notoginsengとAstragalus membraneceusの腹腔内投与を行った。これらの薬剤投与によりSOD、グルタチオンペルオキダーゼ活性は上昇し、一方、過酸化脂質の低下をもたらすことが確認された。 4.これらの結果をもとに長期に渡たる紫外線の影響、特に黄斑部疾患との関わりについて今後研究を続行する予定である。
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Research Products
(1 results)