1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06671941
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
高久田 和夫 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助教授 (70108223)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 秀昭 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (50014163)
永井 正洋 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (10013971)
宮入 裕夫 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 教授 (50013892)
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Keywords | マイクロ築盛法 / 歯科補綴物 / コンピュータ歯学 / CAD / CAM / 陶材 |
Research Abstract |
本年度はピエゾ素子を利用したポーセレン射出装置を試作し,ポーセレン泥の微粒の射出実験を行うとともに,3次元スキャナーに装置を組み込んで,立体形状の創製を試みた.得られた結果は以下のとおりである. 1.昨年度試作した金属射出筒および射出ノズルより構成されるポーセレン泥微滴射出装置では,泥の射出を続けるとノズルが詰まる欠点があった.そこで射出筒内にポーセレン泥混合装置を付加し,射出中にも蒸留水とポーセレンの混和が可能なようにした. 2.改良装置によりポーセレン泥の射出実験を行ったろころ,ポーセレン泥槽に最初に装着した泥がなくなるまで連続してポーセレン泥微粒の射出が可能となった. 3.射出されたポーセレン泥の粉液比は,ピエゾアクチュエータの躯動電圧および駆動波形により影響を受けた.もっとも良い条件下で,粉液比は約60%であった.しかし粉液比が変化することは射出開始直後と射出終了時でポーセレン粉液比が変化することを意味しており,安定した射出を継続できるようにするには,さらに改良が必要と思われる. 4.ポーセレン射出装置を3次元モデリングマシンのCAMM-3に組み込み,XY画内で被作物のスキャンを行って,3次元形状の作製を試みた.形状としては円形形状をプログラムして射出したが,対象面からポーセリン微粒がはじかれる現象が生じた.これは,粉液比が十分高くないことを意味しており,粉液比の向上についても,さらなる改良が必要であることが分かった.
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Masahumi KIKUCHI,Kazuo TAKAKUDA,Hiroo MIYAIRI,Osamu Okuno: "Am approach to Computer AIded Porcelain Forming System" Dental Materials Journal. 14-2. 236-244 (1995)