1994 Fiscal Year Annual Research Report
Apatite implantの咬合機能の許容量に及ぼす暫間的負荷の影響
Project/Area Number |
06671948
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
小木曽 誠 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (70126217)
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Keywords | apatite implant / 暫間的負荷 / 植立強度 |
Research Abstract |
I.dense HA implantの植立強度に及ぼす咬合の影響: 成犬6頭の下顎臼歯の抜歯部に左・右側それぞれ3本づつ計36本の直径4.5mm長さ9.0mmのdense HA implantを埋入し、3ヵ月後一側のimplantにのみ支台を合着するとともに通常の高さの金冠を装着した。装着3ヵ月後、顎骨を摘出しオートグラフを用いて左・右側implantのpush out試験を行った。現在3頭のpush out試験を行っており、交合させたimplantの固体当たりの平均値は202.3kgf,139.3kgf,85.3kgfとかなりの固体差が見られたが、これらの値は完全埋入のimplantに比べそれぞれ18%,15%,29%高い値であった。 II.dense HA implantとHA coated implantの植立強度の比較試験: 成犬6頭の抜歯窩の治癒した顎骨,座骨及び腸骨に直径4.0mm長さ9.0mm(HA部分8.5mm)のdense HA implantと直径4.0mm長さ10.0mm(開放孔を側面にもつ)のHA coated implantをそれぞれ46個づつ埋入した。2ヵ月、4ヵ月、10ヵ月後それぞれ2頭の骨を摘出し、オートグラフを用いてpush out試験を行った。その結果,dense HA implantの3つの骨からの平均値は2ヵ月で93.3kgf(母数14本),4ヵ月で90.1kgf(17本)また10ヵ月で122.3kgf(15本)であった。これらの値はHA coated implantの値に対し2ヵ月で74%,4ヵ月で88%,10ヵ月で97%であった。
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Research Products
(1 results)