1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06671970
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
波多野 泰夫 日本歯科大学, 歯学部, 講師 (20130693)
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Keywords | 顎関節症 / 顆頭運動 / パントグラフ / 術前 / 術後 / 運動変化 |
Research Abstract |
平成6年度には研究費により市販型のデナ-・ノイマティック・パントグラフを購入し、下記の改造を試行中である。 1.顆路全景の描記の可能な大きめの描記板のサイズの検討。 2.クラッチの後方滑落を防止するための延長部は鋳造によることとした。 3.描記紙については感圧紙を市販のものより分解能をあげる目的で種々のものを検討中であるが、心電図用感圧紙が有用らしいことが判明した。 本報告を記入の時点では20名の患者に測定を終了する予定でいたが遅れていて10名弱を完了したのが現状である。顎関節症患者では各患者間に運動量に大きな差が認められた顆路全長は20ミリを越えることがあった。また、ほかに得られた知見としては現段階では顎関節症患者では左右の運動に大きな差のあるらしいことである。クラッチは患者への応用範囲を拡大する目的で滑走面を約10ミリ後方に拡大し、全症例に応用可能となった。今後、鋭意症例数を増やしデータの収集に励み研究を完了する予定である。
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