1995 Fiscal Year Annual Research Report
骨芽細胞様細胞および産生された細胞外基質の生体材料への応用に関する基礎的研究
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06672031
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Research Institution | ASAHI UNIVERSITY |
Principal Investigator |
永原 國央 朝日大学, 歯学部, 講師 (90139915)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兼松 宣武 朝日大学, 歯学部, 教授 (40076097)
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Keywords | 生体材料 / 骨芽細胞 / 骨誘導 / 骨形成 / 細胞外基質 / 細胞培養 |
Research Abstract |
現在までの研究実績は、骨芽細胞の生体材料としての応用に関して、凍結融解細胞シートの筋肉内移植実験において、材料自体に骨誘導能があることを、免疫組織化学的手技を用いることにより確認することが出来た。これは、当初の実験計画になかったが、実験を進める上において、移植材料自体の骨誘導能を詳細に検索することが不可欠であると考え、急遽、実験に盛り込んだ。この結果、材料は移植後14日目頃より周囲に石灰化物が形成され、順次、骨組織が形成されるという線維性骨形成過程により、移植材料周囲に骨組織が形成されることを確認した。今現在、論文作成中であり、まもなく投稿予定である。 また、アテロコラーゲンシート、これは、現在医療用材料として応用されているものであるが、このアテロコラーゲンシートと骨芽細胞様細胞の複合材の移植実験を行った。これは、骨芽細胞様細胞の凍結融解細胞シートの物性的欠点である、形態の保持を補うことを最大の目的としており、歯周疾患に対して行われている、Guide Tissue Regeneration(GTR)法において有用な材料と考えている。このアテロコラーゲンシートと骨芽細胞様細胞の複合材の皮下移植実験において、移植材料自体が石灰化する事を確認している。この結果は、既に掲載された。 さらに、当初の実験計画にある成長因子、TGF-β(Transforming Growth Factor-β)、lGF-I(lnsulin-Like Growth Factor-I)、PDGF(Platelet-Derived Growth Factor)の骨芽細胞様細胞に与える生物学的活性を検索するための予備実験として、アルカリフォスファターゼ活性、蛋白量の定量手技の確率を行っているが、実験結果にばらつきがあり、論文作製のために検討中である。
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[Publications] 永 原 國 央: "Stimulation of in vivo calcification using collagen membranes cultured with osteoblastic cells in vitro: A preliminary report" The International Journal of Oral & Maxillofacial Implants. 10. 109-113 (1995)
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[Publications] 永 原 國 央: "An in vivo evaluation of an osteoinductive implantable material produced by osteoblastic cells in vitro" The International Journal of Oral & Maxillofacial Implants. 9. 41-48 (1994)