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1994 Fiscal Year Annual Research Report

肺炎球菌の菌型分布ならびに薬剤感受性の全国調査

Research Project

Project/Area Number 06672305
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

猪狩 淳  順天堂大学, 医学部, 教授 (20053100)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 三宅 一徳  順天堂大学, 医学部, 助手 (30190747)
Research Abstract

1.肺炎球菌の薬剤感受性の現状
1994年に順天堂大学附属病院の患者より分離した肺炎球菌を用いて、β-ラクタム剤(PCG,MPIPC,CCL,CTX,IPM),EM,CLDM,TC,OFLXのMICを測定した。薬剤感受性測定は日本化学療法学会標準法を用いた。その結果、ペニシリン耐性株は28%認められ、CTX耐性株は5%認められた。また、EM耐性株は50%、OFLX耐性株は3%であり、1993年以前の分離株の成績に比べ耐性株増加の傾向が認められた。なお、IPMにはすべての株が≦0.25μg/mlのMICを示し、優れた抗菌力であった。
2.セフェム耐性肺炎球菌のスクリーニング法
先の成績より、肺炎球菌のβ-ラクタム剤耐性株の増加は著しい。ペニシリン耐性株はMPIPCのディスクでスクリーニングする方法が確立されているが、セフェム剤耐性株のスクリーニング法は現在のところ確立されていない。そこで、このための方法を検討した。NCCLSディスク法での検討の結果、CTXのディスクを用いた場合は、薬剤の濃度が高いため、不適当であり、CCLまたはCFIXディスクを用いて行うことが適切であるとの結論を得た。
3.肺炎球菌の薬剤感受性に関する全国サーベイ
1994年〜1995年における日本の10数施設での分離菌株を収集し、菌型、薬剤感受性の調査を現在準備中である。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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