1995 Fiscal Year Annual Research Report
集落システムからみた高齢者対象諸施設の適正配置に関する研究
Project/Area Number |
06680150
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Research Institution | Senshu University |
Principal Investigator |
長谷川 典夫 専修大学, 文学部, 教授 (40004270)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河邉 宏 専修大学, 文学部, 教授 (50012323)
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Keywords | 都市地理学 / 集落システム / 地域システム / 中心地論 / 高齢者 / 福祉施設 |
Research Abstract |
1.本研究の目的は,高齢者のための医療施設や福祉施設の分布をしらべ,それらが集落システムに対応して合理的に配置しているか否かを検証し,その合理的モデルを模索して,福祉対策にも貢献しようとするものである。 岩手・宮城・三重・佐賀の4県を事例とした。 3.住民の通勤,通学および購買行動から,日常生活圏とその中心都市を高次中心都市とその都市圏、2次的中心とその都市圏,低次中心地とその影響圏の3階層にわけて,医療機関の分布を調べた。 医療施設の分布は,施設数とその合計病床数において,一般には人口規模を強く反映しているが,集落システムからみれば,中心をなす都市の規模別配列に応じて医療施設は高次なものから低次のものえと設置されている。その結合型を5類型に分類した。 老人福祉施設の分布は,4県とも温泉地にみられるほか,県内の気候や景観などの要素も加味されて立地が選定されているようである。 高齢者対象の医療施設は一般と区別して設置されることは稀で,集落システムに準じて立地する例が多いが,福祉施設の場合は、土地確保の困難さ,地元住民や行政当局の敬遠などのために,中心地システムに従わぬ例が多く,既存の中心集落からも離れた場所に立地せざるを得ない場合もみられる。
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Research Products
(2 results)