1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06680182
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Research Institution | SHUKUTOKU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
小島 繁男 淑徳大学, 社会学部, 教授 (30000037)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下野 洋 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 室長 (30142631)
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Keywords | 環境教育 / 理科学習 / モジュール / 実験授業 / 質問紙 |
Research Abstract |
(1)理科教師に対するアンケート 先に実施したモジュールの、テーマと項目についてのアンケートの集計を行った。回答として批判ないしは修正の意見を求めたので、反応度数は低いほうに偏ったと思われる。不適当が10%以上になるテーマは中学校対象2テーマ、小学校対象1テーマで、テーマとしては適切であったと考えられる。 内容項目について不適当10%以上のものは、中学校対象で38項目、小学校対象で2項目である。他教科扱いを適当とした項目は、中学校対象で15項目、小学校対象で23項目である。 (2)モジュールの開発 中学用7テーマ、小学校用2テーマについて、モジュールの展開例を作成した。 (3)モジュールの実験授業 ア.「大気汚染」-(1)(マツの葉の気孔の観察) 結果については心情的な感想が多く、環境保全に関する意見、被害者意識や加害意識者など、環境に対する意識はあまりないようである。道路の交通量、付近の人口密度の調査や、街路樹の意味などに発展できたら、さらに進んだ学習になるだろう。 イ.カイワレダイコンと台所の洗剤 普通家庭で使っている洗剤が、標準使用量(製品に書いてある濃度)で、カイワレダイコンの発芽にどんな影響を与えるかを、予想し、その理由を考えてから水との対象実験をさせた。実験結果としてははっきり違いがでるので、洗剤は生物に悪いという表現が多いが、感想を書かせると、洗剤を少なく使う、薄めるなどがでてくるので、悪い影響を減らすにはということを考えているのであろう。実際にどの程度の濃度で影響(良い悪いにかかわらず)がでるのか、あらかじめチェツクしておく必要がある。
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