1994 Fiscal Year Annual Research Report
教師の授業観が児童生徒の情報行動に及ぼす影響の解明と情報能力の育成方法の開発
Project/Area Number |
06680205
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
南部 昌敏 上越教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (90143627)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 康夫 上越教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (40228458)
井田 仁康 上越教育大学, 学校教育学部社会系, 助教授 (20203086)
小川 亮 上越教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (00194465)
中野 靖夫 上越教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (60042686)
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Keywords | 情報行動 / 授業観 / 情報能力 / 情報メディア活用 / 情報への態度 |
Research Abstract |
改良した調査表を用いて、新潟県の小学校4年生、青森県の中学校1年から3年生を対象として、「情報行動及び態度の実態調査」及び「情報メディア活用実態調査」を実施し、情報行動・態度の構成要因を分析するとともに、情報メディア活用の実態を分析した。2.新潟県の小学校、青森県の中学校の教師を対象として、「教師の授業観の調査」と「教師の情報メディア活用実態調査」を実施し、授業観の構成要因を分析するとともに、情報メディア活用の実態を分析した。3.教師の授業観と情報メディア活用の実態が、児童生徒の情報行動・態度及び情報メディア活用に及ぼす影響を分析した。4.小学校4年社会科に焦点をあて、情報への欲求の醸成から情報の探索・収集・選択・加工処理・創造生成・蓄積・発表・伝達・交流までの一連の情報活動を盛り込んだ情報能力の育成プログラム(試案)の開発と実験的・実証的試行を実施した。情報メディア環境としては、収集メディアとして、ビデオ、フロッピ-カメラ、スチルカメラ、テープレコーダ、処理加工・表現・蓄積・伝達メディアとしては、マルチメディア機能を持つパソコン活用した。 第一年次の試みによって、1.「情報行動の実態調査」及び「情報メディア活用実態調査」を実施し、情報行動の構成要因を分析するとともに、情報メディア活用の実態を把握できた。2.「教師の授業観の調査」と「教師の情報メディア活用実態調査」を実施し、授業観の構成要因を分析するとともに、情報メディア活用の実態を把握できた。3.教師の授業観と情報メディア活用の実態が、児童生徒の情報行動・態度及び情報メディア活用に及ぼす影響を把握できた。4.情報に関わる技能行動とともに、情報への態度(興味関心、意欲、センス等)に関する実態を調査し、その構成要因を分析することができた。
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