1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06680206
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
山西 潤一 富山大学, 教育学部, 教授 (20158249)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成瀬 善則 富山商船高等専門学校, 助教授 (00249773)
向後 千春 富山大学, 教育学部, 助教授 (00186610)
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Keywords | 情報教育 / インターネット / グループウェア / 学校教育 / ハイパーテキスト |
Research Abstract |
本研究は、学校内の情報環境を駆使した教育用グループウェアの開発と、それを活かした授業設計を行うことにある。 本年度は2年計画の1年目ということで、以下の研究を行った。 1)グループウェアを実現させるためのネットワーク環境の調査・整備並びに開発。 2)ハイパーテキスト型のデータベースの構築とそのデータベースの利活用のためのインターフェースの設計。 3)ネットワークを活用しての教育的実践のための予備実験。 1)に関しては、UNIXのワークステーション上に教育用サーバーを構築し、素材データベースへの検索型リンクの開発、インターネット上での電子フォーラム、ビデオ会議システム等の予備実験を国内外と試みた。平成7年4月からは実際に授業の中で、オーストラリア、イギリスなどとの共同授業を試み、教育的評価を行う予定である。 2)に関しては、特に今後活用が求められると思われる画像データベースの構築と検索方式の開発を試みた。検索方式にはWWWクライアントの画面をデータベースのフロントエンドとし、FROMとCGIを通して検索キ-を渡し、自作検索プログラムで処理された結果をHypcrTcxtとして生成しクライアントに渡すという構造の検索システムを開発した。 3)に関しては、教育的実践の例として、フェーストゥフェースの学習場面、電話を介しての学習場面、ネットワークを用いた共同学習場面の3場面を数学的内容で実施し、ネットワークを用いた場合でもフェーストゥフェースの学習場面と同じような学習効果が得られた。本結果は今後詳細に分析しネットワークを用いた教育の可能性を示唆するデータとしてまとめていく予定である。
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