• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1995 Fiscal Year Annual Research Report

プログラム理解における支援を目的とした学習者モデルの構築

Research Project

Project/Area Number 06680222
Research InstitutionUbe College earch (C)

Principal Investigator

高本 明美  宇部短期大学, 情報計数学科, 助教授 (10154907)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤井 美知子  宇部短期大学, 情報計数学科, 助教授 (00156829)
Keywordsプログラム理解 / 学習支援 / 学習者モデル / プログラミング教育
Research Abstract

プログラミング学習において学習者の理解の差は大きく、個々の学習者の理解度に応じて適切に学習支援を行うには、学習者の理解の程度を表した学習者モデルが必要である。学習者の理解不足や知識の間違いは、学習者の作成したプログラムの誤りとなって表れると考えられる。そこで、初心者の作成したプログラムを調べ、プログラムに含まれる誤りを分析し、コンパイラーから出力される診断メッセージよりプログラムの誤りを推定する誤りモデルを定義した。
プログラミングの基礎的な問題を5題用意し、初心者のプログラム理解の程度を、テストの形式で調べた。プログラミングの初心者として、入学して半年間C言語を学んだ学生42名を対象にした。学生の作成したプログラムに含まれる誤りを9グループ40種類に分類した。またプログラムは、計算機に通すと33種類のコンパイルメッセージを出力した。さらに、1種類の誤りだけからなる誤りのサンプルプログラムを作成し、各誤りに対して出力されるコンパイルメッセージを調べた。
学生のプログラムから分析した誤りと誤りに対するコンパイラからのメッセージとの関係を基に、ベイズの定理を用いて、コンパイラの診断メッセージより、プログラムの誤りを推定する誤りのモデルUを定義し、このモデルがプログラムの誤りを適切に表しているか検証を行った。初心者に対するプログラミング教材の関連図をもとに教材を9つの誤りグループに対応付け、教材モデルを作成した。学習者モデルは、学習内容をモデル化した教材モデルと学習者の誤りを推定する誤りモデルを掛け合わせることにより構築した。
構築した学習者モデルをもとに、今後、学習者の誤った知識や不十分な知識を推論し正しい知識を定着させる知的CAIの検討を行う。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 高本 明美: "プログラミング理解と誤りの関係" 宇部短期大学学術報告. 第32号. 11-17 (1995)

  • [Publications] 藤井美知子: "プログラミング教育支援のためのアルゴリズム学習過程の調査・分析" 日本教科教育学会誌. 第18巻. 171-176 (1995)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi