1994 Fiscal Year Annual Research Report
シグネチャを用いた時空間複合オブジェクトの高速処理機構に関する研究
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06680302
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
北川 博之 筑波大学, 電子・情報工学系, 助教授 (00204876)
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Keywords | データベース / 複合オブジェクト / オブジェクトデータ管理 / 時制データベース / 版管理 / シグネチャファイル |
Research Abstract |
近年の計算機利用の拡大に伴い、各種工学分野における統合的なデータ管理要求が高まっている。本研究では、1)要素オブジェクトの複合体として定義される複雑な内部構造をもった複合オブジェクト、ならびに2)データの変更に伴い生成される各種版(バ-ジョン)やデータ更新履歴情報管理が必要なオブジェクトを総称して時空間複合オブジェクトと呼び、シグネチャファイルを用いた時空間オブジェクトの内部構造や時間変化に対する索引機構と、その索引機構を用いた問い合わせ処理方式の開発を目的とする。 本年度は、以下の研究を推進した。 (1)シグネチャファイルを用いた集合複合オブジェクトに対する問い合わせ処理の基本方式を開発し、プロトタイプシステム実装を推進した。 (2)多段階層構造をもつ複合オブジェクトに対するシグネチャファイルの基本構造について検討し、いくつかの方式についてコンピュータシミュレーションにより評価を行った。 (3)多段階層構造をもつ複合オブジェクトとその時間変化を管理可能なデータベースシステムアーキテクチャについて検討を行い一部プロトタイプ実装を行った。 (4)系列時間複合オブジェクトおよび準構造化複合オブジェクトのモデル化とその管理方式について検討すると共に、その処理に適したシグネチャファイルの構成方式について検討した。 (5)シグネチャファイル処理の並列化に向けた予備的検討を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] T.Suzuki,H.Kitagawa: "Design and Analysis of a File Manager with Page-level History Management Function" Proc.47th Conference of the International Federation for Information and Decumeutation. 307-313 (1994)
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[Publications] 宮脇忠光,北川博之: "セットメンバアノテーションに基づく版管理機構の提案" 情報処理学会論文誌. 35. 2146-2158 (1994)
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[Publications] Y.Ishikawa,H.Kitagawa: "Analysis of Indexing Schemes to Support Set Retrieval of Nested Objects" Proc.International Symposium on Advanced Database Technologies and Their Integration. 55-62 (1994)
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[Publications] 石川佳治,北川博之,大保信夫: "シグネチャファイルによる集合値検索のコスト評価" 情報処理学会論文誌. 36. 383-395 (1995)
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[Publications] 鈴木孝幸,北川博之,林恵将: "時制永続オブジェクト管理システムPOST/Cttの設計と実装" 情報処理学会研究報告. 95-DBS-102. (1995)
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[Publications] 井伊克益,北川博之: "版管理機能を持つデータベースシステムにおける視覚的問い合わせ言語TVQEの実装と評価" 情報処理学会研究報告. 95-DBS-102. (1995)