1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06680313
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
曽和 将容 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (00008567)
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Keywords | ス-パスカラプロセッサ / プロセッサ / 並列処理 / メモリ / キャッシュメモリ |
Research Abstract |
メモリ階層制御プログラム(以後MHプログラムと呼ぶ)作成とそのプログラムによるプロセッサの性能評価を行った.研究計画では,MHプログラムを一般のプログラム(Gプログラムと呼ぶ)のコンパイル結果から作成する予定であったが,コンパイルされたプログラムはその目的とするプロセッサに対して最適化されすぎていてMHプログラムに直しにくいため,最初からMHプログラムを作成し,これを用いて性能評価を行った.作成したプログラムは単純加減算と分散を求めるプログラムである. シミュレーションの結果,Gプログラム方式では4%〜31.8%あったキャッシュミスによるプロセッサの待ち時間が本方式では0になり,キャッシュミスに相当するデータ待ちを完全になくすことができることが明らかになった.これらによるスピードアップは1.49〜1.76倍であり,このときのプロセッサの利用率は73.6〜100%へと27%も改善されることがわかった.この性能評価にあたってはプリフェッチする語数を変化させる予定であったが,プリフェッチ語数=1で上記の結果が出ているので,語数は1で良いことが明らかになった. 上記の結果は特に最適化していないMHプログラムによるものであるが,最適化することによってよりスピードアップが得られることも明らかになりつつある.また,MHプログラムは一般の処理プログラムと同期して分岐するが,プログラムによっては同期して分岐しないほうが効率的である場合も見つかっている.これらに関して現在精力的に研究を続けている.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Dingcho Li: "a performance measure for the soheduling of typed tack syetem with communicotion cost" Traus.of Imformation proussing Society of Japan. 35. 1624-1633 (1994)
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[Publications] 小林,弘明: "非均質型細粒度並列計算機PN computer用コンパイラにおける基本ブロックの接続処理" 電子情報通信学会 論文誌 DI. (1995)
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[Publications] 岡本 秀輔: "メッセージ通信型並列処理言語の実行系におけるプロセス移送の機能" 情報処理学会全国大会論文集. 2J-7 50. (1995)
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[Publications] 小林 弘明: "部品データベースへの問い合わせをアルゴリズム記述要素として用いるプログラミング手法についての一考察" 情報処理学会全国大会論文集. 3L-8 50. (1995)