1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06680319
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
大堀 淳 京都大学, 数理解析研究所, 助教授 (60252532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南出 靖彦 京都大学, 数理解析研究所, 助手 (50252531)
イレニウス ウリドウスキ 京都大学, 数理解析研究所, 助教授 (40273528)
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Keywords | 型理論 / プログラミング言語 / コンパイラー / データモデル / ポリモルフィズム |
Research Abstract |
本研究の目的は,ラムダ計算の枠組の中で研究され理論的に洗練された,プログラミング言語の型理論を基本的な枠組として用いて,将来のソフトウエアシステムを信頼性を持ってしかも効率良く構築可能にするプログラミング言語の設計理論を構築することである.より具体的には,多相型プログラミング言語のコンパイル理論を構築し,さらにそれをデータベースおよび並列分散プログラミングをも扱えるよう拡張することを目標とした. 2年目である平成7年度は,主たる目標であった多相型プログラミング言語のコンパイルの理論をほぼ完成させることができた.その成果の一部であるレコードを含んだ多相型言語のコンパイル理論は,“A Polymoprhic Record Calculs and its Compilation"by A. Ohoriと題する論文として,プログラミング言語の分野で最も権威のある国際論文誌ACM Transaction on Programming Languages and Systemsの1995年11月号に発表された.さらに,多相型言語のより効率的な実行を可能にする操作的意味論を完成し,“An Unboxed Semantics for ML Polymorphism"by A. Ohori and T. Takamizawaと題する論文にまとめ現在国際論文誌に投稿中である.また,型理論の並列分散処理への拡張に関しては,昨年度から継続していた多相型ラムダ計算のデータ並列処理への拡張をほぼ完成し,現在国際論文誌に投稿すべき準備中である.データベースへの拡張に関しては,オブジェクト指向データベース処理を多相型プログラミング言語の枠組に統合するための理論の一部を完成構築し,“An Equational Object-Oriented Data Model and its Data-Parallel Query Language"by S. Nishimura, A. Ohori and K. Tajimaと題する論文にまと,現在国際会議に投稿中である. これら基礎理論,特に多相型プログラミング言語のコンパイル理論は,それをもとに多相型言語の実用コンパイラを開発を開始するに十分な完成度に達していると考えられ,本研究の所期の目的を達成したと考える.今後,以上構築した基礎理論を基にした,多相型言語の実用コンパイラ開発プロジェクトをスタートさせる計画である.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] A. Ohori: "A Polymorphic Record Calculus and Its Compilation" ACM Transaction on Programming Languages and Systems. 17. 844-895 (1995)
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[Publications] 大堀 淳: "MLプログラミング入門(III)" コンピュータソフトウェア. 12(3). 3-14 (1995)
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[Publications] 大堀 淳: "MLプログラミング入門(IV)" コンピュータソフトウェア. 12(4). 15-27 (1995)
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[Publications] S. Nishimura, A. Ohori: "A Calcalus for Exploiting Data Parallelism on Recursively Defined Data" Springer Lecture Notes in Computer Suiences. 907. 413-432 (1995)
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[Publications] I. Ulidowski: "Axlomatisations of Weak Eguiralences for De Simone Languages" Proceedings of the 6th Conference on Concurency Theory. (1995)
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[Publications] Y. Minamide, G. Morriseft, R. Harper: "Typed Closure Conversion" Proceedings of the 23rd ACM Symposium of Programming Languages on Principles.(1995)