1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06680427
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
岡田 憲夫 京都大学, 防災研究所, 教授 (00026296)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
萩原 良巳 流通科学大学, 商学部, 教授 (00268567)
杉万 俊夫 京都大学, 総合人間学部, 助教授 (10135642)
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Keywords | 斜面都市 / 防災 / まちづくり / リスク分析 / コンフリクト分析 / 社会調査 |
Research Abstract |
・主として岡田が中心となって、斜面都市のマネジメントをまちづくりと防災の有機的連携という視点から捉えるためのパースペクティブの開発を試みた。その結果、まず我が国における斜面都市の特殊性と共通性について整理・分類できることが明らかになった。さらに斜面都市と防災とを一体的に進めるためのマネジメントのパースペクティブの原型を提案することが可能となった. ・岡田と杉万は協力して長崎市を中心としたフィールドスタディを行い、資料収集やヒアリングに基づいた社会調査を実施した。また、萩原は岡田と協力して斜面都市のマネジメントの政策論を検討するための分析モデルを構築した。すなわち、開発と防災の調整に伴う各種のコンフリクト及びリスクの分析モデルを作成するとともに、防災に配慮した斜面都市のまちづくりのための政策論的知見を提示することができた。また、この種のコンフリクト分析に伴う不確実性を処理するためにロバストネス分析手法を開発し、その有効性を実証した。 ・研究の途上で発生した阪神・淡路大震災が正に本研究の課題に該当することに着目し、当該地域についてもいくつかの実証的な研究を行った。杉万らは震災復旧過程におけるコミュニティとボランティアの関わりをグループダイナミックス理論の視点からフィールド・サーベイし、今後の斜面都市の防災とまちづくりに資する政策論的知見を提示している。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 鈴木健司: "社会的災害イメージの分析とその基礎的情報の処理システムに関する研究" 土木学会第49回年次学術講演会講演概要集. 第4部. 230-231 (1994)
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[Publications] 荒添正棋: "社会基盤整備におけるコンフリクトの調整問題に関する基礎的研究" 土木学会第49回年次学術講演会講演概要集. 第4部. 320-321 (1994)
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[Publications] 杉万俊夫: "グループ・ダイナミックスと地域計画" 土木学会論文集. No.506, IV-26. 13-26 (1995)
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[Publications] 杉森直樹: "防災意識の風化過程のモデル化に関する基礎的考察" 土木計画学研究・論文集. No.12. 305-315 (1995)
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[Publications] 杉万俊夫: "阪神大震災とグループダイナミックス(1)" 日本グループダイナミックス学会講演集. 10-12 (1996)
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[Publications] 八ッ塚一郎: "阪神グループダイナミックス(3)阪神大震災地元NGO救援連絡会議の事例" 日本グループダイナミックス学会講演集. 15-16 (1995)
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[Publications] 吉川和広: "21世紀の都市と計画パラダイム" 丸善株式会社, 294 (1995)