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1995 Fiscal Year Annual Research Report

ヒトにおけるチトクロームP-450遺伝子フアミリ-4の生理的役割

Research Project

Project/Area Number 06680630
Research InstitutionFukuyma University

Principal Investigator

楠瀬 正道  福山大学, 工学部, 教授 (10046766)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菊田 安至  福山大学, 工学部, 助手 (50224895)
山本 覚  福山大学, 工学部, 助教授 (10191404)
Keywordsω水酸化 / シトクロムP450 / ロイコトリエンB4 / 脂肪酸 / 白血球 / 遺伝子 / 肝臓
Research Abstract

1.ヒト好中球のロイコトリエンB4ω水酸化酵素(CYP4F3)のcDNAを用いて酵素を酵母に大量発現させることに成功した。酵母のミクロソームをコール酸で可溶化後,AH-セファロース4Bカラム,DEAE-5PW-HPLC及びハイドロキシアパタイトHPLCカラムクロマトにより,酵素をSDS電気泳動上均一なバンドを示す迄精製した。見かけの分子量は55KDaで,N末端のアミノ酸配列は,cDNAより推定される配列と一致した。本酵素の絶対スペクトルは低スピン型のチトクロームP450を示し,還元型CO差スペクトルの吸収極大は449.5nmであった。同酵素のロイコトリエンB4(LTB4)のKm値は0.7μMで,この他に,6トランスLTB4,リポキシンB4,20ハイドロキシLTB4,12HETE等のω水酸化も触媒した。一方,ラウリン酸,アラキドン酸,プロスタグランジンA1等のω水酸化活性を全く示さなかった。
2.ヒト肝臓のロイコトリエンB4ω水酸化酵素(CYP4F2)のcDNAを用いて酵素を酵母に発現させ,ミクロソームを1オクチルグルコピラノシドで可溶化した。本酵素は6トランスLTB4に対するω水酸化活性がLTB4の6倍も高く,また好中球の酵素(CYP4F3)と異なり,リポキシンA4をω水酸化するが,リポキシンB4に対して活性を示さなかった。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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