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1994 Fiscal Year Annual Research Report

イノシトール情報伝達系による転写制御の機構の解析

Research Project

Project/Area Number 06680670
Research InstitutionKyushu Institute of Technology

Principal Investigator

仁川 純一  九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (00134271)

Keywordsイノシトール / 情報伝達 / 転写調節 / 酵母
Research Abstract

酵母S.cerevisiaeにおいて、種々の遺伝子の発現がイノシトールにより抑制を受けることがしられている。我々はこのイノシトールによる転写調節の機構を明らかにする目的で、最も良くイノシトールによる調節を受ける遺伝子の一つであるINO1の発現に欠損を持つ変異株ire15株を単離している。そこでこの株を用いて、そのイノシトール要求性を相補する遺伝子を6種類単離した。このうちの一つは別の、やはりイノシトールによって調節を受けることがわかっているITR1遺伝子の発現も高めることがわかった。さらに別の一つは、コリン感受性変異株CSE1の抑制遺伝子として単離されているSCS2と同一の遺伝子であることが明らかになった。SCS2遺伝子の塩基配列決定の結果、相補に必要なDNA断片の中には、二つのORFが見いだされた。どちらのORFが相補にかかわっているのかを明らかにするために、PCR法により二つのORFの遺伝子を単離し、酵母ADH1プロモーターを用いて強制的に発現させ、その相補能を調べた。その結果、相補に必須のORFが同定できた。このSCS2遺伝子は244アミノ酸からなる推定分子量26,866の蛋白をコードする。遺伝子産物はC端に疎水性領域を有し、分子内に短い繰り返し配列を持つ。酵母ゲノム解析で報告されている別の遺伝子と相同性が見られ、また線虫のcDNAとも高い相同性が見られた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] K.Hosaka et al.: "Cloning and Characterization of the SCS1 gene required for the expression of genes in yeast phospholipid synthesis" Journal of Biochemistry. 115. 131-136 (1994)

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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