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1994 Fiscal Year Annual Research Report

末梢神経系におけるニューロンの相互認識機構に関する神経解剖学的研究-体軸方向ならびに両側の神経系の連絡について-

Research Project

Project/Area Number 06680732
Research Institution福井医科大学

Principal Investigator

野条 良彰  福井医科大学, 医学部, 教授 (20079685)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 浅本 憲  福井医科大学, 医学部, 助手 (80184159)
Keywords交感神経 / WGA-HRP / 神経越立標識 / 頭頸部神経節 / ラット / 末梢神経系 / 神経相互認識機構
Research Abstract

[神経トレーサーの注入について]3%WGA-HRP溶液を右側上頸神経節にガラス電極を用いて注入することで、交感神経節後ニューロンを順行性に標識した。2-3後、灌流固定後、頸髄の高さにある両側で14個の知覚神経節(C2-C8)、および両側の上頸神経節と星状神経節を採取。さらに、頭部の毛様体神経節、耳神経節、三叉神経節なども摘出。各種神経節の中における、WGA-HRP逆行性標識ニューロンを探した。
[標識細胞とその分布について]各種の神経節にWGA-HRP標識細胞が観察さされたが、多くの場合、標識の程度は微弱なものから中程度まで、さまざまであった。ほとんどの細胞は、樹状突起まで染まることはまれで、核周部に貯留を認める程度であった。しかし、上頸神経節に投与した例で、反対側の上頸神経節にはかなり強い逆行性標識ニューロンが観察された。
[各種神経節での逆行性標識ニューロンの出現頻度]
反対側の上頸神経節 +++ 同側の頭部神経節
星状神経節 +++ 毛様体神経節 ++
同側の脊髄神経節 翼口蓋神経節 +
C2-C4 - 耳神経節 +
C5-C6 +/- 三叉神経節 +++
C7-C8 +
反対側の神経節
一般的にいずれも -
[まとめ]
同じ交感神経系での逆行性標識率は高い。しかし、知覚と副交感性の神経節での標準率は低くなることが分かった。神経軸索の末梢での絡み具合に差があるものと考えられる。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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