1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06680750
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
佐々木 宏 近畿大学, 医学部, 教授 (10014177)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤岡 厚子 近畿大学, 医学部, 助教授 (30077664)
篠田 晃 近畿大学, 医学部, 講師 (40192108)
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Keywords | アストロサイト / 膜内粒子 / 細胞外マトリクス / 細胞培養 |
Research Abstract |
脳において、基底膜と接触するアストロサイトの形質膜には、小型膜内粒子が四角配列した、Assemblyとよばれる特異な粒子集合体が密度高く分布している。しかし、このAssemblyの機能は全く未知のままである。そこで培養アストロサイトを用いて、Assemblyが強く発現される条件を見出し、遺伝子工学技術を使って、Assemblyをコードすると考えられるcDNAの塩基配列を明らかにし、Assemblyの機能の解明にせまることが、私どもの研究の目的である。私どもは、Assemblyが密度高く分布する形質膜が常に基底膜に接触しているという事実に着目し、アストロサイトを、細胞外マトリクス(ECM)成分でコートしたフラスコ上で培養すると、ECM成分でコートしない場合に比べて、Assemblyの発現が促進されるのではないかと予想した。これまでに得られた実験結果は以下の如くである。 1.生後2〜5日目のマウス大脳由来のアストロサイトを、IV型コラーゲン、ラミニン、およびフィブロネクチンの混合液で、コートしたフラスコ上で培養すると、Assemblyの分布密度が対照群と比較して約2倍増加するという実験結果が得られた。 2.培養細胞から、細胞分画法により、総膜フラクションをとり、SDS-PAGE電気泳動を行い、膜タンパクの比較を行ったところ、分子量18万と9万付近でバンドの染色性に差が見られた。現在この差が再現性のあるものかどうか追試中である。
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Research Products
(1 results)