1994 Fiscal Year Annual Research Report
青年期以降の危機的状況において生じる「自己への関心」に関する研究
Project/Area Number |
06710088
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Research Institution | Tokyo Woman's Christian University |
Principal Investigator |
上瀬 由美子 東京女子大学, 現代文化学部, 助手 (20256473)
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Keywords | 中高年 / 自己 / 自己への関心 / 自己認識欲求 / 危機的状況 |
Research Abstract |
自己に注意を向け理解することを求める「自己への関心」は、青年期の特徴として捉えられる傾向が強かった。その一方で近年自己への関心が社会的に高まっているとの指摘もある。本研究では青年期以降の自己の関心の現状を明らかにすることを目的とし、従来のライフスタイル研究において、“危機的状況"にあるとされている、40代・60代の男女を対象とした質問紙調査を実施した。 本研究の下位目的は、以下の3点である。 1.中高年の男女において、自己への関心が全体としてどの程度保持されているかを明らかにする。 2.中高年における自己への関心の背景には、どのような心理的・社会的背景が存在するのかを明らかにする。 これらの目的に従い、以下の内容について質問紙票を作成した。 性年齢/未既婚/家族構成/職業/仕事に対する意識/危機的状況(ストレス)/定年に対する意識/自己への関心の程度/自己認識欲求 調査実施時期は、1995年2月。調査対象者は、東京都三鷹市内に在住の40代・60代の男女である。まず三鷹全市から20地点を抽出した後、住民基本台帳をもとに対象者として1200人を抽出した。これらを対象として配布・留置法による調査を行い、最終的に400名から質問紙票を回収した。 分析に当たっては、自己への関心の程度が測定されるとともに、40代と60代の意識の差および社会的背景との関連が検討された。
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